住宅基礎の盲点

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床下空間を設け、通気孔を備えた基礎の構造では湿気が溜まり、夏でも床下が結露してしまいます。それは、次のような自然のメカニズムが働くからです。太陽熱により地中の水分は蒸発しようと上昇します。「湿流」という現象により、基礎のコンクリートに阻まれ水分は、地中を移動し障害物のない地面から上昇します。地上に出た水分は、湿った暖かい空気となって地表から1mくらいを漂います。「空気は温度の低いところへ流れる」という自然の摂理から、この湿った暖かい空気は通気孔から流れ込み、床下の冷たい空気に触れ結露が起こります。そしてこの結露が後々大きな弊害を招きます。

シロアリの育成に必要なものは、水分、栄養分、温度、酸素。今までの基礎工法では、すべての条件が整ってしまいます。シロアリは、床下で秩序ある社会生活を営み、光線や風を嫌い、蟻道という通路を作り、木材の表面を残し内部を食い荒らして往来しています。そのため、シロアリの被害は建物の外部からは発見されにくく、つい見過ごされてしまい、気がついた時には多大な被害を与える結果になってしまいます。
シロアリから建物を守るためには防蟻処理が必要です。しかし、使用される薬剤は身体に悪い影響を与え、各地で健康被害が多発。安全性に大きな問題を残しています。

木材腐朽菌の生育に必要な条件は、木材の栄養分、湿度、そして酸素が必要となります。まさに、従来の基礎工法では腐朽菌の温床と化してしまいます。木材腐朽菌は、木材質を分解し、木材の強度を著しく低下させます。シロアリ同様外部からは発見されにくく、気づいた時には大きな被害を与える結果となります。





SRC基礎なら、腐朽菌やシロアリが発生せず、
床下が破損しません。


完全密封構造のため、外部からの湿気も完全遮断します。また、地中から上昇する湿気に対しても砂利層でストップ。砂利層には空気の移動がなく、また砂利層と地中との温度差により上昇することはありません。そしてその湿気は湿流作用により建物の外へ蒸発してしまいます。SRC基礎は、湿気をシャットアウトし、また床下に木材を使用しないため、シロアリや腐朽菌の生育に必要な水分と栄養分が存在しないのです。よってシロアリや腐朽菌の発生はありません。
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